1月25日(土)国際善隣会館に於いて崔学森教授(大連外国語大学)の講演が行われました。崔教授は昨年8月22日に大連に帰国され、お仕事で5カ月ぶりに来日されまして大海の会帰国者日本語教室での講演が実現しました。演題は「記念第二次世界大战結束80 周年中日民間交流演讲・座谈会」と言う内容で始まりました。
講演内容は「1000年単位で中日交流の歴史を振り返ってみると、民間交流はずっと主流であることが分かりました。特に10世紀から遣唐使の派遣を中止して以来、民間交流は圧倒的に重要な役割を果たしてきました。中華人民共和国成立から中日国交回復までの中日交流は民間だけでした。
終戦後、民主化が進むにつれて、国家同士の間の交流は民間交流の色彩がもっと強くなっており、民間主導の交流の時代、そして、民をもって官を促すという交流の新時代が到来しました。個々人が交流の主体として活動する覚悟をしていただきたいです。」と民間交流の重要性を述べられました。
座談会では、庄司正美さん、安西絵美子さん、吉岡孝行さん、劉志勇さん、斎間剣佳志さん、富井義則さんから残留孤児・残留婦人の二世・在日中国人が携わってきた中日友好交流の功績が語られました。玉川千恵子さん、戸崎里美さん(都日中女性委員会)、中野修会長も中国との関わり、日中友好交流の想いを話されました。
講演&座談会終了後、新橋界隈で崔教授を囲んで歓迎会が行われました。崔教授の帰国は来月の13日の予定です。